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腐女子主婦の読書キロク

30代主婦で腐女子が読んだ漫画やら小説やらをを淡々とキロクしていきます

【BL感想】優男とサディスティック 秀良子 二人なりのコミュニケーション

あらすじ

地味リーマンのストーカーはイケメン変態王子!? エロスな大人の恋愛寓話。地味で普通なサラリーマンの高瀬(たかせ)。そんな彼を24時間つけまわすストーカーが現れた!! そいつはなんと、高校時代に高瀬をイジメまくった同級生・吉野(よしの)だった。正体を知り、怒りを爆発させる高瀬の前で、吉野は突然土下座!! さらに「好きです!」と告白してきて!?

秀良子先生の新作BL

1/20に「宇田川町で待っててよ。」の実写映画のDVDも発売された秀良子先生の新作BLがこちらになります。

虐めたくせにストーカーってどういうこと!?

まずこの作品のやばいところは、設定です。秀良子先生の作品は、どれもこれも最初の設定が激しい。
これでくっつくの?!と思うわけです。
今回なんて、高校時代に相手のパンツひん剥いて写メ取るという恐ろしき虐めをしたくせに、それがキッカケで好きになって、ストーカーし始め、高瀬にいい感じの女の子が現れると全て潰すというとんでもない輩です。まさに輩。
第一話は、それに気がついた高瀬に追いかけられて土下座した挙句の果てに告白します。
第一話を読んだ時は、これどうにも転がらないだろwwwパンツ脱がされて写メ取るような奴と…。

と思ってました!
いやもう、甘かったです、私。

まさかのクラスチェンジ

そんな、ストーカー吉野は、告白したら開き直ってワンコにクラスチェンジします(笑)
毎日のように、ハチ公よろしく高瀬の最寄り駅で帰りを待ちます。
不労所得を持ち、全力でストーカーしても問題なく、顔もいい、そして要領もいい…。
通常なら素晴らしいスペックですが、何はともあれ元はいじめっ子(子というレベルじゃない、胸糞レベル)でストーカーです。

高瀬も同じようなことをすれば、気が晴れるかと思い、何でもするという吉野の言葉に従いパンツを脱がして写メを取るわけです。

しかし、そこで現れるまさかの、まさかの高瀬のドS!!

え!!Sだったんですか!?

ここでタイトルの優男とサディスティックの意味がやっとわかりました。そういうことですか。

どっちが受けなの攻めなの?!

さて、ここから高瀬と吉野シーソーゲームが始まり、時にはドSに時には乙女に物語が繰り広げられていくのですが、なかなか二人がくっつきません。そして、なかなか合体しません。
高瀬のドSぶりはなかなかで足のみでイカせたり…縛ったりするんですが…。
合体描写がないので、どっちが受けなのかまったくわかなくなります(笑)

いや、あたいの修行が足りないせいかもしれないんですが…。

最初の一話目の時は高瀬が受けなのかなと思ってたのだけど、Sっぷりを見るとあれ高瀬が攻め?それともリバなの?

混乱しながら読み進めるわけですが、正直本編では私わかりませんでした。エピローグまで読んでやっとわかります。

最後の方になると高瀬の暴力的なところも激しくなるわけですが、いやまさかのまさかの受けでした。
嬉しい驚きです。

私の知る限りなかなかSで受けってなくて、なんとなくエピローグを読んでいてSで受けだと全体のバランスがよくなるなぁと感心してしまいました。

ちょっと高瀬が吉野だらしないところを叱責したりしつけたりするわけなんですが、そういうSなシーンも最後に吉野を受け入れる側だからこそ、なんだか二人のコミュニケーションなんだな、と。

納得させられる感じでした。

高瀬が吉野を受け入れるシーンで
「これじゃまるでセックスじゃないか」
と考えるんですが、まぁ、何言ってんだセックスですよ。と思うんですが(笑)セックスというより二人のコミュニケーションの行き着いた先がそれだったという感じなのかな、なんて思ってしまいました。

なんというかそこまでの長い前フリでもあるような。

なのでこの作品はこのエピローグあってこその作品ではないかなと思います。

なかなか完結まで時間が掛かっている作品なので、吉野の雰囲気が変わってきてるのも面白いです。