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腐女子主婦の読書キロク

30代主婦で腐女子が読んだ漫画やら小説やらをを淡々とキロクしていきます

【BL感想】恋ときどき、焼きサバ定食 大島かもめ 色々な雰囲気のお話が入ってオトク感ありまくりです

仕立て屋と坊ちゃん 」で商業BLデビューされた大島かもめ先生の最新作。なんと紙書籍と電子版が同時発売で、本当にありがたいことこの上ありません。

この本には、表題作のほかに2CPのお話が入ってます。

恋ときどき、焼きサバ定食

ハイスペイケメン証券マンだがナルシストの永瀬涼一は、とある下町の定食屋「やまねこ亭」の跡取り息子・石塚仁に猛アタック中v なびく気配はイマイチないがどうやら嫌われてはいないらしい。ある時ひょんなことからデートに連れ出すことに成功。雰囲気も悪くなく仁も終始楽しそう。「これはイケる……!」そう確信した永瀬は思い切って告白した! けれど食い気味に「ごめん」と断られて――俺はどこで間違えた!? 定食屋で繰り広げられる、恋とご飯の物語v

コメディ調なこの作品。なぜかナルシストの長瀬を見てると森永あい先生の「山田太郎ものがたり」を思い出してしまいました。少し絵の雰囲気もこの時代の少女漫画チックだからでしょうか。

大島かもめ先生の描く男の人って森永あい先生に通じるような、なんかかっこいいんだけど、どこかおかしくて、最終的に何を考えてるのかよくわからないという(褒めてます)そういう感じありますよね。

表題作の「恋ときどき、焼きサバ定食」はまさにそれが濃縮されていますね。永瀬がナルシストだからわかりやすすぎるのだけど、そもそもみんなおかしい。

仁は、ナルシストだとわかっているけど、それにほだされるし。
舞台になってる「やまねこ亭」の常連さんもおかしい。

しかしこんなにドタバタしてるのにエロいところはとことんエロい。
肉体の描写が素晴らしいですね。なんだろう。おまけもそうなんですが、エロになった途端に線画が美しい…!

ぜひとも次回作ではエロ多めのオトナなラブストーリー待っています。

メモラブル・メモリーの再会

こちらは、よくある幼なじみが小さい時に性的なことをして忘れられず、離れ離れになって再会するという所謂再会ものです。

再会する昔キスした幼なじみは坊さんになっているんですが、多分この作品は最後に袈裟着てエロいことして、袈裟にアレがついてしまって罰当たりという。そこに全てが集約されている気がします。(いい意味で)

クロがヒトになった理由

まさかの獣人です(笑)

飼っていた犬のクロが魚屋のトオルの前人間として現れて、恋愛するお話。

わりと好きですが、最終的にクロはずっと人間(耳ありのまま)になるんですが、たまには戻ったりしてそんなドタバタする今後を見たい気持ちになります。

そんなわけで、大島かもめ先生ってどんな作品描くひと?っていう入門書としては、ジャンルも色々でとても楽しめる短編集となっていました。

次作も楽しみ!