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腐女子主婦の読書キロク

30代主婦で腐女子が読んだ漫画やら小説やらをを淡々とキロクしていきます

【BL感想】夜が明けても まさお三月 ほんわかと優しい癒やし効果バツグンBL

あらすじ

恋の痛手を抱え続ける卯一郎は、酔った勢いで抱きついた男・真と一夜を共にしてしまう。行きずりの関係のはずだったが、真は卯一郎に「友達になろう」と言い、家に通ってくるようになり……!?
傷ついた心を優しく癒すスイート・ラブ!!

表紙が本当に美しい

表紙の美しさがキレイでジャケ買いBLランキングがあったら上位に入ること間違いなしのキレイさです。
そしてこの表紙だけで、この物語の関係性が分かるという…素晴らしすぎる表紙です。
ちなみにこの下になってるメガネさんが攻めで失恋を引きずっている卯一郎さん。
そして、そのメガネを外そうとしてるのが受けの真。
真は、卯一郎と出会うまではノンケだったのですが、その時から卯一郎が前の失恋を引きずっていること、そして伊達メガネで本心を隠していることに気がついて、ガンガン相手に踏み込んでいきます。

「色々隠しちゃって、つまんないから」

そう呟く、真。真が一生懸命卯一郎に失恋と向き合わせる。
この物語の二人の関係性が詰まった素晴らしい表紙です。

本当にありきたりな失恋だったんだ

真との関係で、卯一郎はついに失恋を引きずっていることに向き合う結果になります。
その時に、真に言う。

「そんなはずない
だって、本当にありきたりな失恋だったんだ」

というセリフが本当に素晴らしい。
何もドラマチックなことがない、相手が自分が思うほど自分を想ってくれなかったという失恋。
この世はそんな行き違いで溢れている。
まさお三月先生はセリフ回しがとても素敵です。

そんなありきたりの失恋でも自分は傷ついていて、傷ついてることを認めて歩んでいくって別に男同士じゃなくても当然のことなんですよね。

エロがほんまにエロいです

まさお三月先生の描く男性は、BL的に美化したところがなくて、本当に存在しそうなところがたまりません。
体型とか佇まいとか。
そして、エロはちゃんと男性としてエロいのが素晴らしいです。

受けだからといって女性的に描かれてるのは何か違うので、これくらいの肉感が私はエロくて好きです。

あと、エロもただエロいわけではなくて、最初の身体だけの時代と卯一郎が真を好きになってからの行為への密度というか、そういうものがちゃんと描かれていて、ここを見るだけで卯一郎が失恋を乗り越えていることが分かるというのも見どころです。
計算されたラブストーリーに脱帽です。

ほんわかと優しい

そして、最後に個人的に大好きなのはまさお三月先生独特の間のとり方だったり、ギャグ顔(?)。これがこの物語をほんわかと優しく、癒やしの物語にしていると思います。

なんか疲れたなぁなんて時に読むとめっちゃ癒やされます。

特に最後のおまけとかジワジワ来ます(笑)

ちなみにまさお三月先生といえば、巻末あとがきなのですが、漫画のお手伝いをされていると思われる弟さんがトーン指定なしでトーン貼れるようになったとかいう近況もじわじわ来ました(笑)

夜が明けても

夜が明けても

夜が明けても

[著]まさお三月